大通りに面した敷地に建つ小さな住宅の建て替え計画。古家の老朽化で建て替えを決意し、新築計画がスタートしました。
鰻の寝床のような極小敷地は、三方がビルで囲われているため、出来る限り大きな空間を確保することがミッションです。そこで我々は防火地域をクリアすべく重量鉄骨を採用。外部足場を建てずに内側から設置できる外壁を採用しました。
外観はS字を反転させたようなファサードが象徴的。三社祭の舞台にもなる敷地でもあるため、ピロティ部分にはベンチが置いて休憩できるスペースを確保しました。また、屋上からは隅田川花火が見れ、屋上緑化を計画しています。
それから内部にはホームエレベータを設置することで狭小垂直生活をアシストする工夫を凝らしています。上階には5mの天井高のリビングサロンを設け、ロケーションを取り込むことを意識しました。
密度の高い周辺環境から距離を置きながら、限られた空間を最大限に生かすよう、内外部には様々な工夫が施されています。小さいながらも空気感のある端正な空間が生まれることでしょう。
■DATA
| 所在地 | 東京都 |
|---|---|
| 竣工 | 2010年12月 |
| 敷地面積 | 34.86㎡(10.54坪) |
| 建築面積 | 28.48㎡(8.61坪) |
| 1F床面積 | 23.00㎡(6.95坪) |
| 2F床面積 | 28.48㎡(8.61坪) |
| 3F床面積 | 28.48㎡(8.61坪) |
| 4F床面積 | 28.48㎡(8.61坪) |
| 5F床面積 | 16.48㎡(4.98坪) |
| 延床面積 | 124.92㎡(37.78坪) |
| 構造 | 重量鉄骨造 |
| 規模 | 地上5階建 |
| 用途 | 専用住宅 |
| 構造設計 | 正木構造研究所 |
| 正木健太 | |
| 設備設計 | シマダ設計 |
| 島田善衛 | |
| 施工 | 本間建設 |
| 企画 | OZONE |
| 建築写真 | 西川公朗 |