駅から程良く離れた閑静な住宅街の一角が今回の敷地。
20代のご夫婦が、小さな息子さんと3人で暮らすために新たに土地を購入し、新築計画が始まりました。
今回の計画は、1階にワンルームの賃貸空間を併設することで、賃料収入を得ながら、予算計画を練ることから始まりました。
賃貸空間は後々は奥様のアトリエとして、また子供さんの住まいとして利用したりすることも可能。アクセスバルコニーとしていることから、店舗等で使用することも可能です。
このような併用住宅は家づくりを実現させるための新しい手法として、最近注目を浴びています。
家の外観は1階の用途を選ばないよう、できるだけ上階の生活の気配を消すように意識しました。
北側道路に面する黒いガルバリウム鋼鈑で仕上げられた外壁はさながら要塞のようで、スリット窓とくり抜かれた窓がリズムをつくりだしてします。
閉鎖的な外観とは対称的に、内部に入ると南面大開口から内部に光が十分に注ぎ込む仕掛けもあり、内外のギャップを上手く利用した仕掛けとしました。
建て主はコンパクトながら機能的、遊び心に溢れる住まいをご希望でしたので、時に流されることのないシンプルな骨格をベースにしながら、随所に光が溢れ、風が通り抜ける空間を意識しています。
賃貸併用狭小住宅の新しいスタイルが見られる住宅です。
■DATA
| 所在地 | 東京都杉並区 |
|---|---|
| 竣工 | 2010年8月 |
| 敷地面積 | 69.75㎡(21.09坪) |
| 建築面積 | 41.13㎡(12.44坪) |
| 1F床面積 | 35.04㎡(10.59坪) |
| 2F床面積 | 41.13㎡(12.44坪) |
| 3F床面積 | 19.32㎡(5.84坪) |
| 延床面積 | 95.49㎡(28.88坪) |
| 構造 | 木造 |
| 規模 | 地上3階建 |
| 用途 | 賃貸併用住宅 |
| 家族構成 | 夫婦(20代)+子供1人 |
| 構造設計 | 正木構造研究所 |
| 正木健太 | |
| 設備設計 | シマダ設計 |
| 島田善衛 | |
| 施工 | 本間建設 |
| 建築写真 | 西川公朗 |