建て主は30代の大手通信関連会社にお勤めのご主人と奥さま。5歳になる双子の娘さん2人と、お母さまが同居する二世帯住宅の計画です。
敷地は都心部に程近いJRの駅から徒歩1分の商業地の一角。
周辺にはビルやホテルなどが密集して建ち並ぶため、限られた敷地面積や間口を最大限に利用しながら、豊かな住環境を生み出すことが命題です。
それゆえ、防火などの法的規制を考慮に入れながら、敷地間口を最大限に利用できる鉄骨造を採用しています。
音楽、アート、写真、映画などジャンルを問わず様々なカルチャーが大好きなご主人は、インテリアや家具にも造詣が深く、特にロンドンやニューヨークのタウンハウスの雰囲気がとても気に入っています。
ご夫婦共に新しいものよりも、使い込まれた味のある質感が好きであることから、空間も時が経つにつれ馴染んでいくようなものを目指しました。
中央に設けた吹き抜け空間は、さながら大木の幹のようであり、その先に配置された各自の空間は、大きさもレベルも様々でありながら、止まり木のような存在で、シーンやシチュエーションに応じて展開できます。
家族5人が、大きな一つの木の中で、程良い距離感を保ちながら生活する、いわば都市のツリーハウスのような計画になるでしょう。
■DATA
| 所在地 | 東京都江戸川区平井 |
|---|---|
| 竣工 | 2010年4月 |
| 敷地面積 | 41.75㎡(12.62坪) |
| 建築面積 | 31.70㎡(9.58坪) |
| 1F床面積 | 27.71㎡(8.38坪) |
| 2F床面積 | 31.70㎡(9.58坪) |
| 3F床面積 | 25.99㎡(7.86坪) |
| PHF床面積 | 3.24㎡(0.98坪) |
| 延床面積 | 88.64㎡(26.81坪) |
| 構造 | 重量鉄骨造 |
| 規模 | 地上3階+PH階建 |
| 用途 | 専用住宅 |
| 家族構成 | 祖母+夫婦+子供2人 |
| 構造設計 | 正木構造研究所 |
| 正木健太 | |
| 設備設計 | シマダ設計 |
| 島田善衛 | |
| 施工 | 本間建設 |
| 建築写真 | 西川公朗 |