目黒区に建つ専用住宅の建坪はわずか6.6坪。RC造(一部鉄骨造)3階建ての狭小住宅です。クライアントは50代のご夫婦と娘さんの3人。独立したそれぞれの大人の家族が暮らす二世帯住宅です。
敷地は2つの狭隘道路に面したいびつな四角形という厳しい条件。それゆえ、建物はセットバックを余儀なくされました。この難題を乗り越え、最大ボリュームを確保すべく、1階を半地下とし、最上階は小屋裏とするプランを選択。2階建てエリアで3層を確保することに成功しました。
娘さんと奥様の寝室を配置した1階と2階には、シャープな水平窓を配置し、周辺環境からの視線をカットしつつも、建物の外観デザインを形成。勾配屋根となる3階の東南屋根面を全てトップライトとすることで、十分な光がグレーチング階段を介して1階まで降り注ぎます。「延床面積20坪で3人暮らし」という厳しい条件にもかかわらず、家族の個性が余計な贅肉を殺ぎ落とし、結果的にシャープでシンプルな空間となりました。まさに「身の丈の家」の代表です。
■DATA
| 所在地 | 東京都目黒区中央町 |
|---|---|
| 竣工 | 2004年4月 |
| 敷地面積 | 40.81㎡(12.34坪) |
| 建築面積 | 22.20㎡( 6.71坪) |
| 1F床面積 | 22.20㎡( 6.71坪) |
| 2F床面積 | 22.20㎡( 6.71坪) |
| 3F床面積 | 22.20㎡( 6.71坪) |
| 延床面積 | 66.60㎡(20.14坪) |
| 構造 | 鉄筋コンクリート壁式構造(一部鉄骨造) |
| 規模 | 地上3階建 |
| 用途 | 専用住宅 |
| 家族構成 | 夫婦+子供1人 |
| 構造設計 | 正木構造研究所 |
| 正木健太 | |
| 設備設計 | シマダ設計 |
| 島田善衛 | |
| 施工 | 木村良三工務店 |
| 建築写真 | 松田幸久 |