クライアントはアナログゲーム作家のご主人と、出版社で生活雑誌の編集長を務める奥様。数回の引越しを経て、最後に出会った土地が「神楽坂」。ここなら落ち着いて住めそうだと感じたご夫婦は早速中古マンションの購入を決意。ご主人の仕事場も兼ねた住まいのリノベーションが開始しました。
デザインにあたりご夫婦の打ち出したコンセプトは「DENIM」。ビンテージデニムのように、年月を重ねるほど良い味が出ていくような素材を使用し、藍色のもつ深く変化のある色味を表現したいとのこと。お二人の趣味でそろえた家具調度品が醸し出す雰囲気が、まさにヴィンテージ感で統一されていたこともあり、その雰囲気を壊さないように丁寧に仕様を検討しました。
空間のポイントはあえて収納ベッドをセンターに配置することで、オンとオフの空間を作り出したこと。バックヤードとして大きな納戸を配置することで、メリハリのあるワンルーム空間に仕上ることができました。ふるびてゆくこの住宅をデニムのように履きこなして欲しい。そう願いたくなるような味わい深い住宅です。
■DATA
| 所在地 | 東京都新宿区東五軒町 |
|---|---|
| 竣工 | 2003年6月 |
| 面積 | 65.96㎡(19.95坪) |
| 構造 | 鉄筋コンクリート造 |
| 家族構成 | 夫婦(40代) |
| 施工 | 住宅装備 |
| 建築写真 | 松田幸久 |